24日の選挙の結果、前大統領で保守穏健派のラフサンジャニ師を抑えて、テヘラン市長のアフマディネジャド氏が62%の得票率で圧勝したことだ。
選挙当初本命ラフ師、大穴アフマ氏ということだったらしいので、よきにしろ悪きにしろ熱い民主選挙をやってんだなあと羨ましくも思った。
で、このアフマディネジャド氏(名前が長いし、難しいんだよねなんかよい愛称が出来ることに期待)の人物評、毎日新聞では
国民の支持の源泉は質素で飾らない「実直さ」にある。人口1000万人ともされる首都テヘランの市長でありながら、通勤は小型オートバイ。科学産業大学学長から市長に転じ、現在も教べんをとる。「暮らしていくには十分」と、市当局からの給与は返上している。豪壮な市長公邸を市民クラブの施設にし、市長執務室は庁舎の小さな事務室へ引っ越した。
などと庶民感覚な人物であるということを強調、一方NHKでは
革命防衛隊士官、イラン革命時の学生のような風貌、イラン革命時への民主化の逆行と印象付けていた。危険な反動政治家なのか?有能なテクノクラートなのか?、ホントの所は分からないが、対ブッシュ強硬派であることは間違いないようだ。
アラブ人と民族を異にし、独自の文化と宗教を形成してきた誇り高い民族。核開発が問題化されているが、米国のNPT体制化でのダブルスタンダードとかイスラエルの核保有とかの現実を考えれば、少なくとも米国にイランを叩く正当性は全くナッシング。
ハタミ政権時、米国は手を差し伸べて、経済封鎖を解除していれば、景気問題でハタミ大統領が失脚しなかったであろうという予想が正しければ、要するに米国はこの地をも戦場にしたいらしい。米国版過去の精算かな?米国は今以上にイランに難癖をつけていくだろうと思うけど、日本は国益を考えてイランとの外交関係を友好的に保っておかなければならない。ここで、裏切ると世界中どの国からも日本は信用されなくなるだろう。

素敵なくらい危険な匂いのする風貌だねー。
戦争?、妥協?、協調?、孤立?どうすんの、どうすんの、どうすんのよ〜。

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