[総務・郵政相] 菅義偉氏(衆・丹羽・古賀派 初入閣)
[法相] 長勢甚遠氏(衆・森派 初入閣)
[外相] 麻生太郎氏(衆・河野G 再任)
[財務相] 尾身幸次氏(衆・森派)
[文科相] 伊吹文明氏(衆・伊吹派)
[厚労相] 柳沢伯夫氏(衆・丹羽・古賀派)
[農水相] 松岡利勝氏(衆・伊吹派 初入閣)
[経産相] 甘利明氏(衆・山崎派)
[国交相] 冬柴鉄三氏(衆・公明党 初入閣)
[環境相] 若林正俊氏(参・森派 初入閣)
[官房長官・拉致担当相] 塩崎恭久氏(衆・丹羽・古賀派 初入閣)
[国家公安委員長] 溝手顕正氏(参・丹羽・古賀派 初入閣)
[防衛庁長官] 久間章生氏(衆・津島派)
[沖縄・北方・科技相] 高市早苗氏(衆・森派 初入閣)
[金融・再チャレンジ担当相]山本有二氏(衆・高村派 初入閣)
[経済・財政相] 大田弘子氏(民間)
[行革・道州制担当相] 佐田玄一郎氏(衆・津島派 初入閣)
[官房副長官(政務)] 下村博文氏(衆・森派 初入閣)
[官房副長官(政務)] 鈴木政二氏(参・森派 初入閣)
[官房副長官(事務)] 的場順三氏(民間)
[首相補佐官(安全担当)] 小池百合子氏(衆・森派)
[首相補佐官(経済財政)] 根本匠氏(衆・丹羽・古賀派 初入閣)
[首相補佐官(拉致担当)] 中山恭子氏(民間)
[首相補佐官(教育担当)] 山谷えり子氏(参・森派 初入閣)
[首相補佐官(広報担当)] 世耕弘成氏(参・森派 初入閣)
外交面
我らが麻生タロウが留任幹事長もあったらしいが、やっぱり世界の表舞台で活躍して欲しい。ついでに安全保障担当補佐官で小池百合子さんが入閣、中東通でイラン問題石油関係を重要視していると思う。
北鮮拉致問題
外務副大臣だった安倍首相の盟友塩崎官房長官が直接陣頭指揮、党政調会長に元拉致議連会長中川昭一氏、拉致担当補佐官に中山恭子さん、内閣府副大臣に平沢勝栄氏と何かが動きそうな布陣。
教育
文部行政の専門家でない伊吹派会長伊吹文明氏を持ってきたのは、論功行賞と官僚を動かして法案を通すためのチカラ技の為?ともあれ少子化担当大臣に高市早苗、補佐官に山谷えり子、官房副長官に下村博文と教育基本法改正の面子は揃っている。
財政・年金
財務大臣に税制のプロで森派の長老の尾身財務大臣を置いて内閣に重みを加え、厚生労働相に金融の専門家柳沢伯夫に任せて現実味のある年金改革医療費改革を進める。経済財政担当に竹中に近い経済学者太田弘子、経済担当補佐官にナイスの会根本匠を置いて経済に弱いといわれる安倍首相の政策を補完させる。
ニート・再チャレンジ対策
再チャレンジ議連から山本有二、菅義偉を起用し、ニート対策や安倍政策の肝である再チャレンジを具体化する。
つまり、外交、拉致問題、教育、財政再建、年金改革をしっかりやるよというメッセージを感じるね。
あと一つ希望は頼むからスパイ防止法を作ってくれ!!共謀罪より先だ誰も反対はせんだろ、カルト政党以外はなw
しかし、人事で世の中良くなるわけではないんで、しっかり参議院選挙までにいくつか実現して結果を出していってもらいたい。
防衛
この分野は額賀、久間、石破の津島派の持ち回りなんでw
参院枠は仕様がないんでテキトーに配置
国交大臣は公明党に任せて、不祥事、事故の尻拭い。
あと、与謝野馨前金融相が外されたのもサラ金に厳しかったからかな、高金利擁護派が多いみたいだし、ま、これは何だかんだ言って一長一短なんだよね。いちいち政治か叩いたら誰でもあることないこと埃は出てくる。
サラ金高金利に反対していた与謝野氏も人権擁護法案に関しては推進派だしね。
松岡利勝?人がいなかったのか?まだ終わっていない牛肉問題どうするのか見もの。
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早速「まず隗より始めよ」
安倍首相、自らの給与30%カット・閣僚は10%
・安倍首相は26日夜、首相官邸で就任後初の記者会見を行い、歳出削減策について、
「『隗より始めよ』という考えの下、私の給与を30%カットする。閣僚の給与も10%カット
する」と表明した。
「先ず隗より始めよ」とは?
アカヒ(-@∀@)がビビっとるw涙目かw
安倍内閣発足 果たしてどこへ行く
初の戦後生まれ、52歳という若さの安倍晋三氏が首相に就任した。5年半ほどの小泉時代が終わり、久々の新内閣の発足である。
さて、新首相は内閣の布陣にどのようなメッセージを込めたのだろうか。若さ、清新さ、チャレンジ……。残念ながら、そのどれもピンとこない。
まず浮かぶのは「論功行賞」の4文字だ。総裁選で圧勝するまでの流れに貢献した人たちに、閣僚や党役員のポストで報いる。NHKの大河ドラマ「功名が辻」の現代版かと思わせるような分かりやすさだ。
雪崩現象のようだった党内の安倍支持をとりまとめたのは、派閥横断の合同選挙対策本部だった。その本部長の柳沢伯夫氏は厚生労働相に、事務局長の甘利明氏は経済産業相に登用された。
●論功行賞そのもの
いちはやく安倍支持の声をあげた中堅・若手の「再チャレンジ支援議員連盟」からは、会長の山本有二氏を金融担当相に、幹事長の菅義偉氏を総務相にあてた。ベテラン議員が集まった「シニアの会」からは尾身幸次氏らが入閣した。
アジア政策などの違和感に目をつむり、派閥をあげて安倍支持を打ち出して雪崩のきっかけをつくったのは丹羽・古賀派だった。その共同代表の丹羽雄哉氏は党総務会長の大役を得た。第2派閥の津島派では独自候補擁立に待ったをかけた久間章生氏が防衛庁長官に。
悲哀をかこったのは、総裁選で明確な対立軸を掲げた谷垣禎一氏の派閥だ。同じく総裁を争った麻生太郎氏が外相に留任したのは、安倍氏と似た主張で論戦を盛り上げたからだろうか。
「適材適所。老・壮・青のバランスのとれたチームにしたい」。安倍氏は人事構想をそう語っていた。首相が2番目に若いという内閣だから、バランスは老・壮に傾いたが、ベテランや中堅、政策通などが配置されたのは事実だ。でも、適材適所と言えるかとなると、今後の実績を見るしかない。
たとえば安倍氏が苦手と言われる経済政策の陣容はどうだろう。
景気は上向き、小泉政権が発足したころのような危機感は薄れている。なのに国の借金は800兆円を超えて膨らみ続け、少子高齢化が迫る。よほどの剛腕と説得力の持ち主が求められる状況なのだが、今回の内閣では司令塔がだれなのか、はっきりしない。
民間から経済財政担当相に招かれた大田弘子氏は、小泉内閣における竹中平蔵氏の役割を期待されているのかもしれない。内閣の要に座る塩崎恭久官房長官は日本銀行出身で、かつて「政策新人類」と呼ばれた政策通だ。ふたりとも安倍氏と同世代で、清新さは買いたい。だが、初入閣の2人に党内の族議員や官僚機構を抑え込むことができるか、未知数というよりない。
ここが緩めば、封印されてきたバラマキが復活しかねない。尾身財務相は商工族で、松岡利勝農林水産相は農水族の代表選手である。首相自身が乗り出さないとタガを締められないかもしれない。
●アジア外交が心配だ
アジア外交の立て直しは、小泉政権から引き継いだ最大の懸案だ。首相も中国などとの関係修復に意欲を示している。だが、この人事を見る限り、果たして本気なのかと疑いたくなる。
安倍氏は、歴史認識や靖国神社問題であいまいな発言を続けている。私たちはこの姿勢を批判してきた。国内はもとより中国、韓国などアジア諸国が納得するのは難しいと考えるからだ。最近、ワシントン・ポスト紙が社説で批判したように、欧米でも反発を呼びつつある。
この安倍氏の立場を強力に後押しするのが中川昭一政調会長である。就任後の記者会見で「ぴしっと整理されている。私も同じ考えだ」と歩調をあわせた。
中川氏は97年、「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」を旗揚げして会長になった。この時、事務局長として支えたのが安倍氏である。
この会は、植民地支配や侵略の過去を率直に認めることを「自虐史観」と批判し、「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書採択を働きかけてきた。議員の会からは高市早苗氏が沖縄・北方相に、事務局次長だった下村博文氏が官房副長官に、山谷えり子氏は教育再生担当の首相補佐官にそれぞれ起用された。
●謙虚な政権運営を
下村氏は最近、安倍氏が官邸主導で設置を検討している教育再生会議のテーマのひとつとして「自虐史観の歴史教科書はやめさせる」と語った。
山谷氏は歴史教科書について「いまだにレーニンの言葉を守っているんでしょうか、自虐的な内容の教科書をつくっている」と述べている。
それが、安倍氏のいう教育再生の方向性なのだろうか。教育内容への過剰な政治介入は事態を混乱させるばかりだ。
安倍氏への世論の支持は確かに高い。
だが、近隣国とのまともな関係づくりや、教育をめぐる問題の解決を切望する声もそこには含まれている。そのことをかみ締め、謙虚に政権運営に当たってもらわなければ困る。